今回は医療脱毛の効果から費用、期間までを徹底解説。
医療脱毛はエステ脱毛と異なり脱毛効果が長く施術完了までの回数や期間が短いため、短期間でツルツルの肌を手に入れることができます。さらに今回は医療脱毛に使用されているレーザーから、妊娠中・授乳中の施術についてまで紹介します。
医療脱毛に通う前にぜひこちらの記事を参考にしてください。
医療脱毛の効果は?エステ脱毛との違い

まずは、医療脱毛の効果やエステ脱毛との違いについて紹介します。
医療脱毛は医療レーザー脱毛とも言われ、毛を作る組織へレーザー照射し破壊する脱毛の仕組みです。
また、医療脱毛は医療機器を使ったレーザー脱毛なのでクリニックや病院でのみ施術が可能で、医療脱毛はエステ脱毛と比べて脱毛効果が長いことが特徴です。
医療脱毛=永久脱毛
と言われるのは脱毛効果が長いことが主な理由です。
ただ、医療脱毛であってもまれに毛が生えてくる場合もあります。
一方、エステ脱毛はクリニックや病院以外のエステサロンが運営するサービスです。
エステ脱毛は光脱毛(フラッシュ脱毛)とも言われ、毛根にダメージを与える脱毛の仕組み。
永久脱毛と言われる医療脱毛に対し、エステ脱毛は定期的に脱毛を行う必要があります。
医療脱毛とエステ脱毛の違いについては、以下の表にまとめました。
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医療脱毛 |
エステ脱毛 |
効果 |
永久脱毛 |
抑毛・減毛 |
施術回数・期間 |
5回〜8回で脱毛完了 |
12回〜18回で脱毛完了 |
料金相場 |
5回の平均364,586円 |
12回の平均284,364円 |
痛み |
パワーが強いため痛みを感じる |
パワーが弱いため痛みは感じにくい |
施術スタッフ |
国家資格を持った看護師が施術 |
医療資格を持たないスタッフが施術 |
アフターフォロー |
医師による診察・薬処方 |
保湿剤でケア |
以上のような違いから、脱毛を検討する際は特別な理由がない限り医療脱毛をおすすめします。
医療脱毛は何回通う必要あるの?

続いては医療脱毛は平均何回通う必要があるのか、完了するまでの通院期間を紹介します。
医療脱毛は、エステ脱毛と比べても施術回数が少なく通院期間が短いことが特徴です。
以下では、自己処理が楽になるまでの回数からツルツルになる完全脱毛までお伝えしますので、参考にしてみてくださいね。
医療脱毛は平均7回以上通う必要がある
医療脱毛は完了まで平均7回以上通う必要があります。
以下の表に脱毛部位別の脱毛完了回数をまとめました。
部位 |
脱毛完了回数 |
顔 |
8回〜11回 |
腕 |
7回〜9回 |
脚 |
7回〜9回 |
ワキ |
7回〜10回 |
VIO |
7回〜10回 |
背中・お腹・胸 |
8回〜11回 |
脱毛部位により通院期間が異なり、施術が少ない部位は完了まで平均7回。
対して顔や背中など毛量が多い部位は、施術完了まで8回〜11回です。
また、脱毛完了回数の平均は毛量や毛質によって異なります。
同じ部位であっても、毛量が多い方や毛が太い方は平均施術回数よりも多くなります。
具体的な医療脱毛の通院回数や期間は、施術を行うクリニック・院に相談しましょう。
医療脱毛が完了するまでの通院期間は?
続いては医療脱毛が完了するまでの通院期間について紹介します。
医療脱毛は完了まで平均7回の施術を行うため、通院期間は約1年2ヶ月〜1年半です。
医療脱毛は施術と施術の感覚を2ヶ月〜3ヶ月開けるため、平均7回の施術を期間に変換すると約1年半の通院期間になります。
こちらも脱毛完了回数と同様に脱毛部位や毛量・毛質によって異なります。
あくまで目安の期間と捉えましょう。
医療脱毛の通院期間が部位によって異なる2つの理由

続いては、医療脱毛の通院期間が部位によって異なる2つの理由を紹介します。
脱毛部位や毛量・毛質によって脱毛完了回数や通院期間が変わりますが、他にも2つの理由があります。
- 部位によって毛周期が異なる
- 使用するレーザーによって効果に差が出る
以上の理由を深堀しましょう。
医療脱毛は部位によって毛周期が異なる
医療脱毛の通院期間が部位によって異なる2つの理由、1つ目は部位によって毛周期が異なるからです。
毛周期とは、毛の生え変わる周期のことで以下の4段階のサイクルのことを言います。
以上4段階の毛周期は医療脱毛を行う際、無視をするわけにはいきません。
医療脱毛を行う場合、毛周期の成長初期と成長後期で生える毛をしっかり待つことが重要です。
そのため成長初期と成長後期で生えた毛にしっかりと脱毛の機械を当てることが必要です。
また、この毛周期は脱毛部位によって異なります。
部位 |
毛周期の寿命 |
頭髪 |
2年〜6年 |
顔 |
6ヶ月〜1年6ヶ月 |
ワキ |
1年〜2年6ヶ月 |
太もも・ひざ下 |
6ヶ月〜1年6ヶ月 |
腕・ひじ下・手の甲 |
6ヶ月〜1年6ヶ月 |
VIO |
1年〜2年 |
以上のように脱毛部位によって毛周期が異なるため通院期間が異なります。
医療脱毛はレーザーによって効果に差がある
医療脱毛の通院期間が部位によって異なる理由、2つ目はレーザーによって効果に差が出るからです。
例えば、医療脱毛の機械はレーザーが1つ搭載されているものから2つのレーサーが搭載されているものまであります。
1つのレーザーが搭載されている機械であっても機械の仕組みや痛み、効果が異なるため同じ医療脱毛でも通院期間が異なるのです。
医療脱毛クリニック・院で使用される代表的なレーザーは以下の通り。
- アレキサンドライトレーザー
- ダイオードレーザー
- ヤグレーザー
肌質や効果、毛質によりレーザーを使い分けることができます。
各レーザーと効果的な毛質については以下の表をご確認ください。
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アレキサンドライトレーザー |
ダイオードレーザー |
ヤグレーザー |
効果的な毛質 |
剛毛〜普通 |
剛毛〜普通 |
産毛 |
日本人の肌質や毛質にピッタリのレーザーはアレキサンドライトレーザーです。
アレキサンドライトレーザーは、3つの中で一番メジャーなレーザーです。
美容効果の期待は薄いですが、顔脱毛の際は美容効果も期待ができるかもしれません。
レーザーの効果について気になる場合は、カウンセリングや診察の際に医師に相談しましょう。
医療脱毛で使用されるレーザーとは?

続いては医療脱毛で使用されるレーザーを詳細にチェックしましょう。
医療脱毛で使用されるレーザーは先ほど紹介した以下の3つ。
- アレキサンドライトレーザー
- ダイオードレーザー
- ヤグレーザー
しかし、同じレーザーが搭載されている機械であっても効果や痛みが異なる場合があります。
レーザーが搭載されている機械の特徴を理解しておくことで医療脱毛を行うクリニック・院を選ぶ際に役立つでしょう。
今回は以下の機械を紹介します。
- ジェントルレーズ
- ライトシェアデュエット
- ソプラノアイスプラチナム
- メディオスターNeXT PRO
- ラシャ
ジェントルレーズ

まず紹介する医療脱毛機器が、ジェントルレーズです。
ジェントルレーズはアメリカの機械で日本でも多くの医療脱毛クリニック・院で採用されており、レーザーはアレキサンドライトレーザーです。
こちらの医療脱毛機器におすすめの方は以下の通りです。
ジェントルレーズはレーザー照射の際に冷却窒素ガスを噴射し、肌の表面を冷やすことでレーザーから肌を守ります。
冷却ガスを使用するため、ジェルの必要がなく施術後もベタベタしないこともジェントルレーズの特徴の1つです。
ライトシェアデュエット

続いて紹介する医療脱毛機器が、ライトシェアデュエットです。
ライトシェアデュエットはジェントルレーズシリーズに次いで導入が多い医療脱毛機器でリゼクリニックで採用されています。
こちらの医療脱毛機器におすすめの方は以下の通りです。
ライトシェアデュエットは名前の通り2種類の照射口があります。
そのため、広い範囲や狭い範囲を効率的に施術を行えることがポイントです。
ライトシェアデュエットは施術の際にジェルが必要なので、肌がベタベタすることが苦手な方は事前に確認しましょう。
ソプラノアイスプラチナム

続いて紹介する医療脱毛機器がソプラノアイスプラチナムです。
ソプラノアイスプラチナムは3波長のレーザーで同時に照射できる医療脱毛機器。
こちらの医療脱毛機器におすすめの方は以下の通りです。
ソプラノアイスプラチナムは蓄熱式の医療脱毛機器のため、ショット式と比べると痛みが少ないことが特徴です。
施術の際にジェルが必要ですが、脱毛機器による痛みや敏感肌の方におすすめです。
メディオスターNeXT PRO

続いて紹介する医療脱毛機器がメディオスターNeXT PROです。
メディオスターNeXT PROはダイオードレーザーを使用する医療脱毛機器です。
こちらの医療脱毛機器におすすめの方は以下の通りです。
メディオスターNeXT PROは、ソプラノシリーズと同様にメジャーな蓄熱式脱毛器。
産毛にも効果があり、痛みが苦手な方や敏感肌の方にもおすすめの医療脱毛機器です。
メディオスターNeXT PROの施術にはジェルが必要なので、肌のベタベタが気になる方は事前に確認しましょう。
ラシャ

続いて紹介する医療脱毛機器はラシャです。
ラシャは、ダイオードレーザーを使用した医療脱毛機器で熱破壊式(ショット式)と蓄熱式を切り替えて施術を行うことができます。
こちらの医療脱毛機器におすすめの方は以下の通りです。
熱破壊式(ショット式)と蓄熱式を切り替えることができるラシャは一人一人に合わせた施術が可能です。
そのため、どんな医療脱毛機器が良いかわからない場合はラシャを選びましょう。
また、ラシャは照射面にマイナス15度まで冷却できる装置が付いているため、痛みが苦手な方にもおすすめの医療脱毛機器です。
医療脱毛にかかる費用
続いては医療脱毛にかかる費用を紹介します。
脱毛する部位によって異なるため医療脱毛を検討している場合費用をあらかじめ確認しましょう。
医療脱毛完了までにかかる費用は平均すると32万円です。
脱毛する部位の平均費用は、以下を参考にしてくださいね。
部位 |
平均費用 |
全身のみ |
17万円 |
全身・顔・VIO |
31万円 |
顔 |
10万円 |
VIO |
8万円 |
ワキ |
1万3千円 |
また医療脱毛の支払い方法は、クリニック・院によって異なりますが以下がベーシックな支払い方法です。
資金に余裕がある場合は現金、手数料がかかっても分割支払いが良い場合はクレジットカードなど状況に応じて支払い方法を選択しましょう。
また、医療ローンは保険適用外の医療費を支払う際に利用できるローンのことです。
医療脱毛による施術は医療行為なので医療ローンを組むことが可能です。
医療ローンはカードローンと比較しても金利が低いことが特徴です。
- 医療ローン:3%〜10%
- カードローン:8%〜10%
医療脱毛クリニック・院の中には医療ローンの金利を負担してくれる場合があります。
支払いを行う前に確認しましょう。
医療脱毛に通う前に知っておきたい3つの注意点

続いては医療脱毛に通う前に知っておきたい3つの注意点について紹介します。
- オプション費用の有無
- 部位によっては施術ができない箇所がある
- 妊娠中・授乳中の施術は不可
以上のように、医療脱毛を契約する前に知っておきたいことから、施術前後で気になる疑問まで詳細に説明しますので、参考にしてくださいね。
オプション費用の有無
まず紹介する医療脱毛に通う前に知っておきたい注意点は、オプション費用の有無です。
医療脱毛を行うクリニックや院では、提示している費用の他にもオプション費用がかかる場合があります。
麻酔代・シェービング代・キャンセル料などはクリニック・院によって様々で、一見契約内容が安いと感じるクリニック・院であってもオプション費用が高額の場合もあります。
中にはオプション費用が一切かからないクリニック・院もあるため、契約前に必ず確認しましょう。
施術ができない箇所がある
医療脱毛に通う前に知っておきたい注意点、続いては施術ができない箇所があることです。
施術ができない箇所は以下の通り。
- 日焼けなど過度な肌トラブル
- 施術部位のタトゥー
- 施術部位のほくろ
まず、日焼けや過度な肌トラブルは、日焼け対策や保湿ケアを行い改善することで施術を行うことができます。
施術前のケアを行い未然にトラブルを防ぎましょう。続いてタトゥーとほくろが施術できない理由ですが、医療脱毛の機械が黒に反応するためです。
医療脱毛の施術は、タトゥーやほくろの位置を避けて行うことを事前に理解しておきましょう。
妊娠中・授乳中の施術は不可
医療脱毛に通う前に知っておきたい注意点、続いては妊娠中・授乳中の施術は不可だということです。
妊娠前・授乳前など既に医療脱毛を行っている場合でも、一旦は施術をお休みします。
クリニック・院の中には休会制度を設けていることもありますので、契約前に確認しましょう。
また、妊娠後・授乳後生理が2回〜3回くるようになったら施術が再開できます。
体調が不安定である場合はすぐに施術を再開することができないため、まずは担当医師に確認をしましょう。
まとめ
今回は医療脱毛に関する効果から費用、期間まで紹介しました。
医療脱毛はエステ脱毛とは異なり脱毛効果が長く、永久脱毛とも言われます。
エステ脱毛より施術回数や施術期間が短いため、特別な理由がない限り医療脱毛を選択しましょう。
また、医療脱毛の費用は部位によって異なりますが完了まで平均32万円です。
クリニックや院の中には麻酔代やシェービング代、キャンセル料など高額なオプション費用がかかる場合がありますので、契約前に確認をしましょう。